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ネタバレ映画感想 女王陛下のお気に入り


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原題 The Favourite

監督 ヨルゴス・ランティモス

 

 第91回アカデミー賞の作品賞、主演女優賞、助演女優賞等9部門ノミネートということで映画ファンの皆様は大注目の作品でしょう!

私も期待を大に観賞してきました。

 

 

女と女のマウントバトルといった内容でよくある話って感じもしましたが、間とか撮り方が面白い作品で満足でした~

 

いろんな賞にノミネートされているだけあって、メインとなる

リビア・コールマン、エマ・ストーンレイチェル・ワイズたちの演技が大変素晴らしかったですね。

ところどころである、顔のアップとかもしっかりした演技で魅せていました。

ただ、オリビア・コールマン演じるアン女王は難しいキャラで、なんというか、表現しきれていない?とも言い難い微妙な伝わりずらさがあったのであまりしっくりこなかったですね。

 

 

女王以外のキャラが登場時は気品を感じる人間だったのに、話が進んでいくうちにどんどん人として落ちていく「人間の汚さ」みたいなものを観れて楽しかったですね!

侍女になってすぐのアビゲイルは人としての誇りは捨てないとか言ってたくせにすぐに自分のために動き始めたり、一番堕ちた人間ですよね。

鳥撃ちの一回目と二回目で明らかに変わってしまったアビゲイルの構えは吹っ切れていてカッコよかった!

エマ・ストーン好きな女優さんなのでいろんな顔が観れてまた好きになりましたね~

 

 

脚本よりも撮り方とか音とかが面白い作品だと思いましたね。

ちょくちょくある階段の移動がスライドしながら撮っていたり、カットをポンポン変えながら撮っていたのに急にゆっくり間をとってみたりと「ってそこ長く撮るんか~い」とテンポずらされて楽しい編集でした!

大事な場面で使われていた音楽もとっても印象に残る使い方でよかったです。

アビゲイルがアン女王のところに初めて行くときには、連続する音楽にふわふわした感じでアンの「夢」のような成り上がりの始まり感というか、悪夢の始まり感があって楽しいシーンになっていました。

 

あとは、廊下の使い方なんかもよかったですね。

感情に合わせて燃える暖炉や火がたくさんあったり、抜け出せない悲しみてきにとても長い廊下があったり、レディ・サラがアン女王から捨てられるシーンではまさに「真っ暗」な廊下であったり有効に使われていました!

 

そして、終わりの場面はもう大変なことになっていましたね!

アン女王とアビゲイルの顔が交互に映り、そこにアン女王の子供達であるウサギの画がじょじょに重なっていって…

って感じで、盛り上がりのすごさといったらなかったです。

あそこでなにが起きるのか、二人が何を考えているのか、完全には分かりませんがとにかくテンション上がりました!!

 

衣装やセットも大変きれいで目にも良い映画でしたね。

どの賞をもらうのかも楽しみです。

あと、エマの胸が見れると思っていなかったのでめっちゃびっくりしました(笑)

 

☆3/5