ゆる~く映画とか感想

趣味の映画感想や好きなことを書いていけたらいいなぁ

ネタバレ映画感想 アリータ バトル・エンジェル


スポンサードリンク

原題 Alita:Battle Angel

監督 ロバート・ロドリゲス

 

日本のSF漫画「銃夢」をジェームズ・キャメロンが脚本・制作で実写化!

みたいな感じで盛り上がっているようなので観に行ってきました。

私は原作の銃夢について知識がまったくないので、原作再現とか原作リスペクトみたいな要素はよく分からないです。すみません。

 

映画とあんまり関係ないことからで申し訳ないのですが、せっかく長年映画化を熱望していたと言うならば、ぜひともジェームズ・キャメロンに監督もやってほしかった。

忙しいとは思うのですが、なんか観客として一貫性を感じず、やたら宣伝・予告で激押しされるキャメロンの名前が、なんとなく宣伝みてる人たちからすると監督に誤解されるんじゃないかと…

こうやって言うのもただキャメロンが監督やったアリータを観たいってだけなんですけどね!

 

 

内容の話に戻ると正直全然面乗れなかったです…

アクションシーンは普通にテンション上がるいいものだったんですけど、ただそれだけ感が。

いまどき大作映画でCGが凄いのは当たり前になってきてしまっていると思うので、だったら他の作品でよくなってしまうかなと

 

一番気になったのが、登場人物たちの心・心情の変化とかが全然伝わってこないことです。

出てくるキャラの誰にも共感できないし、応援する気も起きてこない。

 

いくつか例をあげていくと、まずアリータ。

なんでも闘えば記憶もどる!闘いに惹かれる!の一点張りだし、ただの戦闘狂で好きな相手にだけ優しいやつにしか見えなかったです…

 

博士のイドもよく分からなくて、モーターボールを嫌っていたのに普通にアリータを送り出したり、一回アリータがやられたからって兵器のボディをあっさり上げすぎではないでしょうか。

娘用に作ったボディで娘のようなアリータが無残な姿にされてしまったからってのは分かりますが、危険なものだと言っていたのにボディをあっさり付けすぎではないでしょうか?

あれだけ強く断るシーンを見せたのだからそれなりの葛藤をみせてくれないと納得できないし、そもそも勝手に乱闘騒ぎを起こしてグリュシュカに戦い挑んだアリータが悪いと思えてしまって全然入り込めなかったです。

 

悪キャラだったチレンがアリータと大した絡みもないのに優しくなったり。

恋人のヒューゴは普段サイボーグの体奪っておいて、アリータは優しくするってよくわからなかったです。

あんな酷いことができるのですからサイボーグを軽い存在と見ていないとマジもんのサイコパスになってしまいますし、アリータに特別惹かれる理由も全然分からなかった。

散々悪事を働いて、急に「俺は抜ける!」って自分勝手も甚だしくて自業自得でかわいそうになれません。

 

あと、下の世界であるあの世界がそんなにどうこうして抜け出したいと思えるほど腐った世界に描けていなかったと思います。

逆にザレムはとても素晴らしい所だ!!ってみんなが一発で思ってしまうような描写とか説明もなかったように思うのでよく分からなくなりました~

多くのキャラの動機になるはずの部分なのに雑じゃないでしょうか…

 

書いてくと一生ディスってしまいそうなのでこれくらいで(泣)

こんな感じで全然入り込めなかったので、ぜひともキャメロンさんに監督やって欲しかった。

期待して観に行った分余計に残念に思えましたね…

 

ですが!

まだ続くみたいなのでこれからに期待していくましょう。

次回作で捕捉とかいろいろしてくれるでしょう!

 

☆3/5