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ネタバレ映画感想 キャプテン・マーベル


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原題 Captain Marvel

監督 アンナ・ボーデン ライアン・フレック

 

MCU初の女性単独主人公作品でエンドゲームにも関わるキャプテン・マーベルの映画化ということで観賞してきました!

 

結論から言えばめちゃくちゃ良かったです。

ストーリーが非常に練られていながら、ヒーロー誕生譚もしっかりできていて感動しました…

 

主人公の失った記憶が戻っていきながら話が進む作りで、常にどこかに伏線があるのだろうと映画に対する興味を持ち続けさせてくれたので、退屈する時間もなく観続けることができていました。

しかし、結果的にはそんなに驚くようなオチでもなかったのでまあまあでしたね。

 

一番良かったのは、主人公がヒーローになり得た理由がしっかり描けていたことです。

彼女は小さい頃から自分のやろうとしていることを逆境の中でもやり通そうとする人であり、その心こそがクリーによって力を抑えつけられた状況から抜け出す要因になり、ヒーローになったのがとてもよかった。

ちゃんと過去の記憶を何度も見せていた意味がしっかりあったわけです。

当たり前のようですがとっても大事なことですよね~

 

そしてすごく今っぽいメッセージ映画という感じでしたね。

最初こそ宇宙人っぽい見た目のスクラル人たちを今作のヴィランのように描き、完全に悪役として観客に見せ、しかし本当は自由を掴むためにいやいや戦っていただけで話せば和解できるという真実を見せる

逆に人間とほぼ変わりない見た目のクリー人たちを良い存在として描き、実際は多種族を支配しようとする悪であると明かす。

スクラル人達は現代社会の移民のようであり、マイノリティ的な意味(移民と同じような意味になりますが)も持っていますよね。

理解しようとする姿勢があれば互いを理解し合うことができるというメッセージとともに、

正しいことをしているつもりでも、多面的に見ればそれは本当に正しいことなのか…?という投げかけにもなっていますね。

さらに言えば非常に男女差別が見た目てきに分かりやすく描かれていて、ヒーロー映画の中によくここまで盛り込んできたと関心していまします!

途中の電車での戦いも、あえておばあさんと戦わせ、周囲の人間は見た目だけを見て主人公を止めに行くとか、見た目とか存在に対する外的な判断というのを結構描いていましたよね。

すごい!!

 

若返りの特殊加工とかCGとか、この辺はさすがMCUって感じでハイクオリティでしたね。

壮大な物語でも説得力が生まれてすごい!

 

あとは、スタン・リーに対する愛があふれるOPであそこだけでも観に行って良かったと思えました…

彼もまた私達のヒーローなのだと再確認しました。

 

とにもかくにも、エンドゲーム前の繋ぎかな~といったテンションで観に行った自分の期待をいい意味で大きく裏切ってくれて嬉しかったです。

これからキャプテン・マーベルがどうアヴェンジャーズと絡んで行くのか今から楽しみですね!

 

☆4/5