ネタバレ映画感想 アルキメデスの大戦
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監督 山崎貴
普段邦画はあまり観ないのですが、日本の映画監督ではとても名をよく聞くのでなんとなく観に行ってきました!
観終わってというか、劇場で観ているときから思っていたのですが、ちょっとダサいなと。
今の日本で名を馳せている監督がこんな感じなのかとびっくりしました…
とは言っても山崎監督の映画をしっかり観たことはないのでこれが全てということではないですけどね。
なぜそう思ったか
- 演者に対する演出。
無意味にオーバーなリアクションや大げさな演技がとても目に付きました…
一番やばいと思ったのは、戦艦に乗って「美しい物は測りたくなるのは普通だろう」というギャグ的シーンの菅田くんの演技です。
わざわざ大きくのけぞってみせるのはやりすぎにみえて、笑わそうとしているのはわかりますが引きました。
他にもみんないちいちオーバーな演技が目に付きました。
- 必要のないセリフ
いろんな出来事が起きるなかで、演者たちが演技でしっかりと伝えてくれているはずの情報・感情をわざわざ口に出して説明させていたように思いました
やばいとかまずいとか、明らかに顔を見ればわかるんですよね…
- 最初のVFXを使った戦艦撃沈シーン
とても尺が長い。
話を通して考えても、今作にあの一連の下りはいらなかったのではないかと思います。
正直VFXをこんだけ使えます、私はうまいですよ~とひけらかしているのでは?と思ってしまいました…
今の日本の最先端(有名な監督なのでそうだと決めつけている)であの映像だとは悪い意味でびっくりでしたね。
制作費の問題とかいろいろあるんでしょうね…
- キャラの感情移入できない
いろんな人が登場してきますが、みんな「このキャラはこういう性格」という情報を口で言わせておしまいとか、そもそもどういう人か描く気がないように感じてしまいました。
主人公の櫂はとても頑張っていると思いますが、ぜんぜん応援したくなりません
登場してすぐ「軍人が嫌い」と大きくでていながらそのあとすぐに自分が軍人になるわけです。
戦争うんぬんでとどまりますが、彼はそこまで国を想うような様子はなかったです。
言うこと・やることに一貫性がなく、なぜ?とこちらが悩まされることが多かったかなと。
ざっくりとこんな感じでしたかね。
細かいとこだと上映時間があの着地にしては長すぎると思いましたし、最後の決定会議は話がブレにブレて残念でした。
かなりの時間を割いて不正を暴いたはずが、そもそも不正かどうかは問題ではないという方向に行き始めた時にはガッカリで力が抜けました(笑)
文句はまだまだいっぱいですが、良いところもありました!
- 役者たちの演技
ここは良い要素でした。
山崎監督は現在上映中の「ドラゴンクエスト」の監督もやられていらっしゃいますし、「ルパン三世」のCGアニメ?も手がけるようなのでそちらは良い作品になっているといいな~と勝手に思うのでした…
☆1/5